2021年6月
戊辰の役 物語るもの 関川 多くの悲劇を生んだ戊辰戦争。戦いの歴史を物語る史跡の標柱が各地に残されている。新潟県境 関川口(鶴岡市)は、新政府軍が山越えで攻め入り、庄内藩が唯一、領内で占拠された激戦地。多くの戦死者を出 […]
2021年5月
山の幸 飯豊・吾妻両連峰の間にある栂峰(つがみね)は、飯豊町小屋地区の方々によって信仰の山として守られてきた。 山がもたらす水・鉱物・山菜やきのこ木の実などの食料・たきぎ・草木を材料とする生活道具の生産など、昔から「山 […]
2021年4月
御衣黄桜 置賜さくら回廊のルートにある白鷹町には、エドヒガン・ソメイヨシノなどより遅れて開花する御衣黄(ぎょいこう)桜がある。江戸時代京都の仁和寺(にんなじ)で栽培されたのが始まりとされ、名前の由来は貴族の衣服の萌黄色 […]
2021年3月
マンサクの花 まだ色もない山の中、マンサクの花が咲いている。早春に活動できる昆虫の目につきやすい色だといわれる。葉が出る前に開花する「まんず咲く」植物。花の咲き方で穀物の作況を占う「豊年満作」に由来する名前とも。春を呼 […]
2021年2月
立春 春は名のみ 氷点下の冷え込み、大雪と暴風、雷、雨・・・天気は忙しく変わる。降る雪や積る雪の状態を変える。 雪の種類が変化して、層状に積もって重いのだ。この時季らしい寒さが繰り返す。 雪で折れた梅の枝に、いつのま […]
2021年1月
窓雪三日 「窓雪三日」という言葉を思い出す。窓に雪がつくと三日間は吹雪になるということわざだ。 昔、吹雪が何日も吹き荒れた時は雪囲いで暗くなった室内では、日中でも電気の灯りが必要だった。 何年も前から同じような風景を見 […]
2020年12月
大雪 気象台によると、今シーズンの降雪量は平年並みかやや多いと見込まれるという事だった。 米沢市の12月15日~20日までの6日間の降雪量は134cmほどで大雪になった。 除雪対策協議会では、除雪作業や雪害防止について […]
2020年11月
天高く馬肥ゆる秋 ふと見上げた秋の空。うろこ雲?ひつじ雲?さまざまな形の雲。秋の空の贈り物か。 今年は気温が高い傾向が続いたせいか、山も例年と違い遅くまでキノコが出ているという。「山があたたかくて」という。 ナメコに […]
2020年10月
山粧う 米沢市白布温泉と福島県裏磐梯をつなぐ西吾妻スカイバレー。錦平(にしきだいら 標高1800m)では、アオモリトドマツ、コメツガなどの針葉樹を中心とした原生林が広がり、西吾妻山や西大嶺の山並みが見渡せる。紅葉は山か […]
2020年9月
亀ヶ岡文化 北日本の縄文晩期(3000~2300年前)の文化を、この時代の中心的・代表的な亀ヶ岡遺跡の名を取って「亀ヶ岡文化」と呼ぶ。東北北部を中心に北海道南部・関東・中部・北陸地方他広く影響を与えたといわれる。 赤漆 […]