VICの窓から

2019年12月

師走とご馳走

師走と聞くとなんだか慌ただしい。「師走」と「ご馳走」どちらにも「走る」という意味が含まれる。もともと食材の調達の為奔走して準備を整え、料理をしてくれる事に感謝の気持ちで「ご馳走様」と言うのだ。寒さも厳しくなる。温かいものが美味しくなってくる。

冬の味覚「いのち」を「いただきます」

日本海から 生のセコガニ(親ガニ)を茹でて、プチプチの外子、鮮やかなオレンジ色の内子、みそ、身と一緒にいただきます。もったいなくて鍋に出来ません。

太平洋から 生のタラの卵は醤油漬けに。タラ汁、昆布〆にも。

タコ、タラ、ホッキ貝、イカのお刺身

伝統の味

置賜地方は内陸の為、昔は新鮮な魚がなかなか入ってきませんでした。
雪も多く、発酵食品の漬物など様々な保存食があります。カラカイ煮も伝統の味です。

舘山地区の紅玉という品種で作られたりんご漬けです。昔出荷できない(色つきが良くなかったり、傷がついたり、小さかったりした)りんごを、無駄にせず越冬用に利用加工して、美味しく食べる知恵から生まれました。しょっぱくて甘酸っぱい伝統の味です。

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