2019年9月

山は花から実へ

天元台からロープウェイ・リフトを乗り継ぐ。標高1820mの北望台。
視界も広がり、東側には雲海の上に蔵王連峰が、正面には朝日連峰などが望める。
周囲は、アオモリトドマツやコメツガの原生林。

ヨツバヒヨドリの小さな筒状花から出ている白い糸のように見える花柱の先は2裂している。
天元台では、アサギマダラの蝶がこの花によく止まっているのを見かける。
青紫色のエゾオヤマリンドウの花が夏山の終わりを漂わせている。

ヤマハハコが群生しているとこでは、陽があたるとまぶしいくらい。
行屋(昔、置賜地方で行われていた、飯豊山登拝の前に篭もる小屋)の中につるしてあった蚊いぶしは、
このヤマハハコかカワラハハコのドライフラワーだったかもしれない。

樹林帯を進むと赤い実が目につく。
オオバタケシマランの細い柄には関節があり、くるっとねじれているのだが、
赤い実が1つ1つぶらさがっていては、伸びてしまったのでしょう。
登山道を飾っているのはゴゼンタチバナの赤い実。

その樹林帯を抜けると標高1940mかもしか展望台。
雪の残る飯豊連峰が望まれる。強い風をさえぎるように岩の間にコケモモの赤い実が残っている。

木歩道が続く。梵天岩が見えてくる。ツルコケモモが紅葉し始め、ミヤマネズの白い粉をふいたような紺色の実が目立つ。

秋の訪れ

餌でも探していたのか。昼間見つけたエンマコオロギ。
これはオス。羽をすり合わせてとてもきれいな声で鳴く。

青唐辛子が赤くなってきた。干して赤唐辛子にして保存する。

アケビは、栽培されるようになった。とても美しい綺麗な色。
アケビの中身を取ってキノコなどを味噌と練り混ぜて皮に詰め、油で炒める。
ほろにがい山のアケビで作るのが一番おいしい。
秋の訪れを知らせるシュウメイギクも咲いた。

「葉見ず花見ず」(花が咲く時期に葉はなく、葉が出る時期に花はない)ともいわれるヒガンバナが一斉に真っ赤な花を咲かせた。
そしてイヌサフランも。夏に咲いた夏水仙(カミソリ花とも言う)ともに有害植物だ。
先人はネズミやモグラなどが近寄らないように家や畑の周囲に植えたのだろう。昔からその特性を知り、うまく活用してきたのだ。人の想いを物語っている。

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