入道崎
男鹿半島は、かつて沖合にあった男鹿島に、北部の米代川と南部の雄物川によって運ばれた砂州が成長してつながった陸繋島。先端入道崎周辺は、男鹿半島で最も古い岩石が分布している場所で、約7000万年前の火山噴出物が熱いうちに積み重なり固まった岩石 溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)などが観察できる岩礁地帯。落差30mもある海岸段丘 風の強い時は飛ばされそうになる。
入道崎灯台
入道崎灯台は、白黒横縞模様 高さ28m光の届く距離は約37km。男鹿半島沖合の航行する船の目標として重要な役割をもつ。最初の灯台は、秋田最大の北前船主といわれた田沼慶吉の尽力で鉄造灯台が建てられ、明治31年(1898)11月初めて点灯された。付近には、木造の灯台2基 船川灯台(秋田県)酒田灯台(山形県)があるだけだったという。昭和26年(1951)現在の灯台となった。北緯40度モニュメントや北緯40度ライン標柱が建っている。灯台のある風景は固有の風土や歴史を物語っている。
磯の花
岩場にはオガフウロ・ハマイブキボウフラ・ハマヒルカオ・ハマボッス・クサフジ・ハマエンドウ・スカシユリ・キリンソウなど、磯を彩る花々が咲いている。